ハプニングバーは一期一会。
その場で出会ったひとたちと、その場限りの戯れを楽しむ場所。
そんな場所でまさか運命の出会いをするなんて…!
\前回のあんコラムはこちら/
いざ、ハプニングバーへ!【ハプバー体験談】
深夜の歌舞伎町。
友達の「今日ハプニングバー行かない!?」という突然の誘いに「ありw」というフッ軽な返事をして、女2人でハプニングバーへ行った。
ハプニングバー(以下、ハプバー)という場所は、単刀直入にいうと「エッチなことが出来るバー」である。
ハプバーの中は、普通のバーのようにカウンターやボックス席があり、そこで酒をワイワイ楽しむような空間になっている。
ハプバーによってはダーツやカラオケを楽しむことが出来たり、ワニワニパニックやジャックポットなどのゲーム類が置いてあり、お酒を飲みながらさまざまな遊びをすることができる。
ひとつ異色なのは、その場の男女がそのバーで「ヤレる」というところである。
バーのフロアの別に「プレイルーム」というものがあり、仲良くなった男女が合意をすると、店員さんにコンドームを貰い、プレイルームでセックスが出来るのだ。
つまり、ハプバーとは「その場でヤリたくなったらそのままその場でヤレるバー」である。
もちろんヤラずに楽しむことも可能。
性癖の話や、今まで1番ヤバかったプレイの話など、普段出来ない話をその場なら当たり前のようにすることが出来る。
それをワイワイ話すのがとても楽しい。
ハプバーによっては、プレイルームを窓から覗くことが出来、ひとのセックスを見ながらお酒を飲むことが出来る。最高。
ハプバーは連絡先の交換や個人情報を聞くことは禁止されているので、その場限りの出会いである。
さらにハプバー内では基本、それぞれ自分の決めたニックネームでお互いを呼び合う。
そのため、外での社会的な肩書きや、既婚未婚彼氏彼女持ちなどのステータス関係なく、”その場で振る舞いたい自分”を演じて遊べるのだ。
ハプバーの中での服装は基本自由なので、コスプレをして楽しんだり、中にはパンイチで歩いている人もいる。
ハプバーによるが、バーフロアでの露出が可能なところもあるので、フルチンで歩いていたりその場でフェラしていたり、とにかく”カオスな空間”。
みんなでワイワイ話している横で誰かがヤッている、なんてことも日常茶飯事。
このカオスで自由な空間が、私はたまらなく好きだ(露出関係は真似はしないけど)。
露出や公開セックスは、客の中に通報マンが居ると普通に捕まるんで注意してください
\ハプバーのリスクはこっちでチェック!/
顔がいい男との運命の出会い
ハプバーは基本週末がアツイ。
友達に誘われた金夜は、かなりの人数が集まっていて賑わっていた。
20代から50代くらいまでのさまざまなひとたちが、卓でゲームをしながら飲んだり、ひっそりとカウンターの角の席で口説いていたりしていた。
ハプバー内は自由に動くことが出来るので、お目当ての異性を探しながら、フラフラとフロアを飲み歩いていた。
ヤルなら20代の年下がいいな〜なんて思いつつ、いろんな異性と適当に会話を交わしていく。
すると友達が突然「あ!!!!!」と大きな声を出した。
なにかと思い振り向くと、その場にいた20代の好青年と何やら親しげに喋っている。
どうやら知り合いに会ったようだ。友達に知り合いかと尋ねると、「そう!AV男優!」。
“友達のAV男優”というカオスワードにウケつつ、自然とその場のメンバーと話す流れになった。
ハプバーに来るとAV男優とも会えるのか〜と感動しながら、友達とAV男優の話に耳を傾ける。
会話についていきつつも、どうしても自分だけが初対面ゆえの会話の熱量の違いに、少しずつ会話に入るのを諦めかけていた。
そのとき、どこからともなく化粧っ気のある男性が近づいてきた。
やばい。タイプだ。
ゴリゴリのホス狂いである私にはわかる。
このひとは”ホスト”だ。
幸運なことにそのひとは私の隣に座り、自然と話に混ざる形となった。
友達も同じことを思ったのか、「絶対ホストじゃん!!どこグループ!?」「いや、言わない言わない(笑)」「え、じゃあホストなのは本当じゃん!」「いやーそうだけど…」と、鋭く話にツッコミを入れていた。
(えー、ホスト最高じゃん、ヤリてぇー…)というヨコシマな想いを胸にグイッと酒を飲み、緊張を薄れさせてホストと話していく。
狙った男性に近づけるかは、腕の見せ所です!
アルコールが多少回った頃、ふと友達のほうを見るといなくなっていた。
あれ?友達は?と周囲を見渡すと、また別に話しかけてきた男性とイイ感じになっていた。
「友達、イイ感じだね(笑)」とホストが笑いかけ、私もそれに同意しながら、酔いに身を任せてホストに寄り掛かる。
どことなく、2人の間にエロの雰囲気が流れる。
「ルーム、いく?」「…うん」
ホストの問いかけに、内心ヨッシャ!と思いつつ、ちょっと恥じらった感じで答え、いざプレイルームへ。
プレイルームは暗く赤い照明に照らされていて、SMホテルの内装を想起させる。
「俺、ずっと良いなって思ってたんだよね」
「えー嬉しい、私も思ってたよ」
と、ホストならではの良い雰囲気作りに身を任せ、一夜限りの戯れを始める。
自分の好きな顔、しかもホストとセックスが出来るなんて最高だ…と、その日誘ってくれた友達に感謝しつつ、快楽に身を任せた。
余談だが、私たちがしている間に、友達と、友達とイイ感じになっていた男性もプレイルームに入ってきて、隣でヤッていたのは横目で見てめちゃくちゃ面白かった。
それがハプバーの醍醐味であり、カオスで最高な空間だ。
ヤった男とまさかの再会
後日、あのホストとのセックス最高だなー…と思いながらぼんやりとスマホを眺めていた。
しかしハプバーは連絡先の交換が禁止。
当然、ホストと繋がることも出来なかった。
あれはあの日限りの幻想だったのだ、と自分をなだめつつ、気持ちを切り替えてホストクラブにでも行くかとTwitterを開いて、スクロールをしながら良さげなホストを探していた。
すると、見覚えのあるアイコン。
まさか。
たまたま流れてきたツイートが、あのハプバーで遊んだホストだったのだ。
これは。運命?
急いでプロフィールを開く。
間違いない。あの夜のホストだ。
急いでDMを開く。
『○○日に歌舞伎町のハプバーいませんでしたか?』
直接連絡先を交換していないとはいえ、外で会うのは御法度なのでは…という思いもあったが、そんなことはもうどうでもよかった。
もう一度会いたい。その想いが先行して、躊躇いなく私に送信ボタンを押させていた。
ほどなくして返信がくる。
『俺もそう思ってた!』
私のツイートを見て、あの夜話していたことが重なるなと思っていたらしい。
歌舞伎町はこんなにも狭いのか。
いまはその狭さがこの上なく嬉しかった。
「俺も、もう1回会いたいと思ってた」
その瞬間、雷に撃たれたような感覚が身体を貫く。
気づいたら私は、そのホストに会いにホストクラブへ入店していた。
卓に現れた彼は「まさかもう1回会えるなんて思わなかった、嬉しい」とニコニコで隣につき、あの夜の思い出を語らった。
ホストクラブで見る彼はまたあの夜より一層かっこよく、ちゃんと”ホスト”だった。
出会いの形はイレギュラーだったが、私と彼は「担当と姫」になり、その後も頻繁に会うようになった。
あの夜、ハプバーに行って良かった。
カオスな夜を経て、ひとつの物語が始まり、幸せな時間を過ごしている。
ハプバーの利用は自己責任です!!!!!(大声)
クッ…これがコンプラか…
いい話(?)ではあるんだけどな
\紳士諸君は合法風俗店に行こうね!/